2018.03.11更新

 あまり聞きなれない言葉ではありますが、近年このオーラルフレイルが歯科業界では盛んに取りざたされています。

 オーラルとは口腔または口腔機能を指し、咀嚼・嚥下や会話や呼吸などに使われる筋肉・骨格または神経系全般を意味します。

 フレイルとは虚弱、機能低下している状態を示します。医科では(特に欧米)以前からフレイルが人間の健康寿命に大きく関わるため、問題視されています。フレイルには、身体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルなどがあり、それぞれの口腔に関するものを総じてオーラルフレイルと呼称しています。

 主なものとしては、歯がないと食事ができない、食事ができないと栄養摂取がしづらい、栄養摂取が困難であれば病気にかかりやすくなる、といった流れです。これは身体的フレイルの代表格ですが、他にも歯が少ない方は転倒のリスクが高く、骨折→入院→寝たきりという負のルートをたどりやすくなります。また噛むことによって記憶領域も活性化され、認知症予防としても一役かっているとの報告もあります。
 また精神的フレイルは、口からものを食べるという動物としての生命活動が困難になり、精神的に落ち込んでしまうことを指します。食べにくいから食べない、決まった軟食ばかりとなると心理面でまいってしまいます。
 社会的フレイルは仕事やサークルなどの社会参加をしなくなることを意味します。他のフレイルに比べると、一人でいるだけで問題ないと思われてしまいますが、話すこともなく食べたいものだけを食べ、いつの間にか身体的・精神的フレイルに陥るが周囲は気づかないままで年月が過ぎてしまう。孤独死で何日も発見されないなどにつながる恐れがあります。
 現在では医科歯科はもちろん多職種で連携をとり、健康寿命の延伸につとめております。人間の誰しもに死は訪れます。最期のときを迎えるまで、独立独歩で食事・会話ができたら幸せではないかと考えます。

投稿者: 日根野谷歯科

2018.03.04更新

 3月3日土曜は午前中の診療を終え、スターゲートホテル関西エアポートにて第13回泉州6地区合同学術講演会に参加いたしました。以前も少し触れましたが、南大阪は6地区に分かれていますが、年に一度合同にて学術講演会が開催されます。

 今年の演題は

「歯周組織再生剤リグロス®誕生 -その薬理作用、使用法について-」

リグロス

 今回講演してくださった大阪大学大学院歯学研究科歯周病分子病態学教授の村上伸也先生ですが、静かな中に研究に対する熱い思いが端々に感じられる、かつ患者さんに研究結果を還元する情熱をお持ちの方でした。

 その村上先生の開発されたリグロス®についてご説明いただきました。このリグロス®は主に歯周病で失われた歯周組織(セメント質、歯根膜、歯槽骨)の再生を促す薬剤です。本来失われた歯周組織は再生が難しく過去にも数種の治療法がありましたが、侵襲度合いや費用いわゆるコストパフォーマンスの割に再生(回復)量が不安定でした。今回のリグロス®は問題点を改善されているとのこと。従来の手術は必要ですが、再生のために侵襲を大きくせずとも失われた歯周組織部に薬剤を投与するのみです。さらには保険適応で費用も抑えられ、ヒト由来のタンパク質なので比較的安全です。

 虫歯で侵襲された歯髄(歯の神経)の代わりに詰める薬や、失われた歯の代わりに入れる入れ歯やブリッジやインプラントなど、生来持っている組織の代替治療も歯科では日々進歩しております。ですが現在のところ全てにおいて元の組織に勝る代替治療はありません。最期のときを迎えるまで自分の歯で食事ができる、少しでもそのお手伝いができるよう研鑽してまいります。

投稿者: 日根野谷歯科

2018.02.24更新

 本年1月よりデジタルサイネージ(待合室に設置しておりますテレビ画面)を導入しております。

 歯科に限らず医療というものは患者さん側からすると、

「よくわからない」

「説明してくれない」

「言う通りにするしかない」

といった、あまり良くない御意見をお持ちであるとの調査結果を雑誌などで目にすることがあります。

 その度に初心を忘れず、患者さんに寄り添ったカウンセリングや治療を心掛けようと日々努めております。

 ですがお話をし過ぎると肝心の治療時間が、また治療時間に重きを置きすぎるとお話が、というようになかなか思うよう参りません。かといって長時間の治療や何度も何度も来院いただくのは患者さんの負担にしかなりません。

 そこで少しでも患者さんの疑問にお答えできればとデジタルサイネージを導入いたしました。

 素朴な疑問や新しい機械機器紹介、真面目なものや少し楽しいものまで多種多様に揃えられています。

 当院ではお待たせすることのないよう努めておりますが、お待ちいただいているときや、治療を受けられる患者さんのお付き添いの方にご覧いただきたいと思っております。

 またそれをきっかけに疑問等ございましたら、当院スタッフにご質問ください。

投稿者: 日根野谷歯科

2018.02.20更新

 2/18の日曜日、息子の副院長と表題のインプラント研修に行ってきました。

 lodi1

 

 Locator Overdenture Implant System(LODI)

というものですが、従来より同じようなシステムはあり、当医院でも数十例の患者様が入れ歯の落ち着きが良くなり笑顔を取り戻されました。

 そのインプラントは輸入されなくなり、他のインプラントで対応していましたが、この " LODI " は世界的にも経過良好と立証され日本でも発売となったのを機に当医院でも導入し、研修してきました。

 これは、あくまでも外れやすい入れ歯を「パチン」と音をたててとめるもので、欠損部にその本数を埋入して固定式の歯をつくるものではありません。

 その分、本数が少なくなり経済的です。いずれにしても患者様の期待・要望が第一ですが、診査診断・治療計画などにより、どの方法がベストかをお互いによく話し合い、考え合って進めたいと思います。

投稿者: 日根野谷歯科

2018.02.19更新

 勤務医の日根野谷悠です。

 先日(2月17日)午後より、貝塚市歯科医師会主催学術講演会に参加させていただきました。

 市や地区によって歯科医師会は支部に分かれており、日根野谷歯科医院は泉佐野・泉南支部に所属しております。
 定期的に各支部とも研鑽を積むため学術講演会を開催し、他支部とも交流しております。

 今回の標題は歯周病。
 最近はテレビ・雑誌などのメディアでも取り上げられていますが、単に歯周病は歯を失うに留まらず、内科的疾患特には糖尿病との関連も立証されています。
 その原因はいわゆる歯周病菌で、歯垢として目に見えるようになります。さらには毒素や粘着成分を纏いバイオフィルムという集合体を形成。口腔内にて繁殖します。

 毎日の歯磨きとはこのバイオフィルムを機械的物理的に取り除く行為です。
 体の抵抗性や菌の種類は個人差がありますが、多くの歯周病は歯磨きで改善されます。

「歯医者に行くと磨けていないと言われる」

とよく言われてしまいますが、歯周病によって歯を失い、体を蝕む病になることを思うと…今日も口うるさく言ってしまいます。

 ですが歯周病の治癒の主役は患者さんということ、私達はそのお手伝いをさせていただくことを学びました。

 ぜひご一緒に健康な口腔内環境を獲得しましょう。

投稿者: 日根野谷歯科

2018.02.13更新

結婚して、もう41年になります。大変だったけど、あっと言うまでした。

昨年は大動脈瘤の手術(11時間)を受け、家内には心配と迷惑をかけました。

そんなこともあって、記念日に近江八幡・彦根へでかけ、プレゼントも無しに乾杯だけしてきました。

ひこにゃん彦根景色


まだまだ寒いですが、風邪などひかないように。

心臓については、大事に至らないようにCT撮影をお勧めします。

投稿者: 日根野谷歯科

2016.12.20更新

第36回近畿北陸1第36回近畿北陸2

12月17日、18日と富山で開催された第36回近畿北陸支部学術大会に行って参りました。

当日は天候にも恵まれ、雪をあまり身近に感じない小生としては新鮮でありました。

開催内容はインプラントを主として、健康寿命の延伸を特に学びました。

寿命と健康寿命は少し差違があり、生命そのものの限りのことを寿命、天寿を全うするまで健康で生活に支障をきたすことがないことを健康寿命といいます。

昨今歯周病と全身疾患の関連をメディアなどでも取り上げられています。また噛むという行為そのものも大きく健康に寄与しているとされています。

失ってしまった歯をインプラントで補うことで食事の種類を選ぶことなく摂り、健康寿命の延伸に貢献できる。

皆様に還元できるよう、これからも研鑽を積んで参ります。

 

投稿者: 日根野谷歯科

2016.07.03更新

今日は島村楽器の交流会で"We're all alone"を

テナーサックスで吹いてきました。

Tenor Sax

練習不足でしたが、なんとか大きなミスもなく済みました。

ブログではお聞かせ出来ないのが幸か不幸か。

先週はドイツ語検定試験でしたが、初級の2コースでしたので、

100点と94点で合格。一安心ですが、次は中級なので

しっかり頑張らないと難しいでしょう。

夏が過ぎるとインプラント学会と専門医の更新。

時の経過に追われています。歯科のお話もしないといけませんね。

 

投稿者: 日根野谷歯科

2016.06.07更新

 今日、例のドイツ人の女性が抜歯希望で来院されました。

日常会話はなんとかドイツ語で逃げ切りましたが、

問診や術後の注意などは、まだまだ。なんとか英語でご理解を頂きました。

その抜歯部位の回復にはドイツでのインプラント治療を決めておられましたが、

私はインプラントではなく、ブリッジの適応症だと説明しました。

ただ、ドイツでは欠損にはインプラントが日常的なようですね。。

患者さん主体の治療には、説明と同意のもと患者さんにとってトータル的に

幸福になる治療方法を選択すべきでしょう。

よこみちにそれましたが、小生のドイツ語勉強の励みになりました。

偶然に感謝です。検定試験の次の日曜日はサックスの発表会。

ご興味のお有りの方は7/3日曜日に泉南イオンのイオンホールへお出かけください。

 

投稿者: 日根野谷歯科

2016.05.13更新

昔、大学で習ったドイツ語をもういちどやろうと、半年前から自習し始めました。

六月末には検定試験を控え、悪戦苦闘の毎日です。

そこへ奇遇にも、昨日HPを通じてドイツ人の女性がTooth Cleaningを希望して

来院されました。

最初は日本語と英語で対応していましたが、国籍を尋ねるとドイツということで、

思い切ってカタコトのドイツ語で話しかけると、一気にコミユニケーシヨンがとれて、

ドイツへ帰る前に抜歯もして欲しいということで、予約をとって帰られました。

どこでどうなるとも!!!

七月にはサックス発表会もありますが、当面ドイツ語に頑張ります。

ところで、6/4は虫歯予防デー。虫歯と歯周病にはお気をつけてください。

 

投稿者: 日根野谷歯科

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