2018.03.04更新

 3月3日土曜は午前中の診療を終え、スターゲートホテル関西エアポートにて第13回泉州6地区合同学術講演会に参加いたしました。以前も少し触れましたが、南大阪は6地区に分かれていますが、年に一度合同にて学術講演会が開催されます。

 今年の演題は

「歯周組織再生剤リグロス®誕生 -その薬理作用、使用法について-」

リグロス

 今回講演してくださった大阪大学大学院歯学研究科歯周病分子病態学教授の村上伸也先生ですが、静かな中に研究に対する熱い思いが端々に感じられる、かつ患者さんに研究結果を還元する情熱をお持ちの方でした。

 その村上先生の開発されたリグロス®についてご説明いただきました。このリグロス®は主に歯周病で失われた歯周組織(セメント質、歯根膜、歯槽骨)の再生を促す薬剤です。本来失われた歯周組織は再生が難しく過去にも数種の治療法がありましたが、侵襲度合いや費用いわゆるコストパフォーマンスの割に再生(回復)量が不安定でした。今回のリグロス®は問題点を改善されているとのこと。従来の手術は必要ですが、再生のために侵襲を大きくせずとも失われた歯周組織部に薬剤を投与するのみです。さらには保険適応で費用も抑えられ、ヒト由来のタンパク質なので比較的安全です。

 虫歯で侵襲された歯髄(歯の神経)の代わりに詰める薬や、失われた歯の代わりに入れる入れ歯やブリッジやインプラントなど、生来持っている組織の代替治療も歯科では日々進歩しております。ですが現在のところ全てにおいて元の組織に勝る代替治療はありません。最期のときを迎えるまで自分の歯で食事ができる、少しでもそのお手伝いができるよう研鑽してまいります。

投稿者: 日根野谷歯科

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